抵当権と根抵当権の違いをわかりやすく言うと?そのメリットとは?
ねぇHalloさん、抵当権と根抵当権って同じ担保の話なのに、どうして別の言葉があるの?なんだか難しそう…。
いい質問ね、ルミナ。抵当権は「1回きりの借入」に使う担保だけど、根抵当権は「何度も借りたり返したりできる枠」を担保にする仕組みなのよ。
そうだね!つまり根抵当権は繰り返し借りられる担保ってことだね。住宅ローンとは直接関係ないけど、知識として持っていたらいつか役に立つかもしれないから、そのメリットも含めてわかりやすく解説しよう!
根抵当権とは何でしょう?
抵当権との違いやそのメリットについて分かりやすく説明してみました!
抵当権と根抵当権の違いとは?
※イメージ画像です
ごくごく簡単に言うと、抵当権は住宅ローンなどローンそのものに、根抵当権は借金額に対して設定されます。
ぜんぜん分かりにくいですね(汗)。
もうちょっとがんばってみます!
根抵当権とは、例えば1000万円なら1000万円と言う借金の、金額の枠分について設定するんです。
この枠のことを極度額と言い、一度設定すると、その金額内ならまた借りたり返したりと、何度でも利用できるんです。
根抵当権と抵当権の違いを例を上げて説明すると
例えば、ルミナがリオラにお金を借りるときのことを想像してください。
ルミナは新しい洋服が欲しいので、テレビゲームを母親に預けて、その代わりに2万円を借りました。
その後、無事洋服を買って、2万円も返したのでテレビゲームを返してもらいました。
今度は美容院に行きたくなったので、またテレビゲームをリオラに預けて1万円を借りました。
そして今度も無事美容院に行って、がんばって1万円も返したので、テレビゲームも返してもらいました。
次にルミナはアクセサリーが欲しくなったので、テレビゲームを預けて5万円借りました。
またまた無事にアクセサリーも買って、5万円も返したので、テレビゲームも戻って来ました。
ここまでの説明で、テレビゲームが果たす役割が抵当権です。
ところが、このあと、ルミナが新しい靴が欲しくなって、リオラにテレビゲーム3万円を貸してもらおうとしたときに、リオラが提案してきました。
ねぇ、ルミナ。面倒だから、テレビゲームを預けっぱなしにしておかない?
そうすれば5万円以内ならお金はいつでも貸してあげるから。
と。
なるほど、いいアイデアだね!さっすがリオラ!
つまり、ルミナはリオラにテレビゲームをずーっと預けておいて、その代わりに5万円以内ならいつでもお金が貸してもらえるのです。
今回靴のために3万円借りて、1万円返したときにまた欲しいものが出てきたら、3万円はすぐ借りれるわけです。
(5万円「極度額」-3万円「借金」+1万円「返済」=3万円「借入可能額=限度額」)
5万円の枠(極度額)内なら、借りたり返したりが何度でも出来ると言うわけです。
なんとなくイメージつきましたでしょうか?
このリオラの提案におけるテレビゲームが、根抵当権になるんです。
根抵当権のメリットとは?
リオラとルミナの場合では、面倒が少なくなる程度でしたが、実際の社会では、抵当権を設定する際には手間だけでなく、安くないお金もかかります。
ですから上のリオラとルミナのように、頻繁にお金を借りたり返したりする間柄でいちいち抵当権の設定をしていたら、お金がかかってしょうがないんです。
そこでリオラの提案した、根抵当が登場するわけです。
根抵当権ならば、一度設定して極度額を決めれば、その額内なら何度でも借り入れ出来ますから
手間とお金が節約できるんですね。
いかがでしたでしょうか?
住宅ローンとは直接関係ありませんが、ビジネスを始めるときなど、自宅に根抵当権を設定することがあるかもしれませんから、覚えておいて損はないでしょう!




