一般的には、年収・年齢などの条件をもとに金融機関の総合的判断により、住宅ローン審査が行われます。
不安材料がある場合や、過去に信用事故がある場合は、落ちる理由について大体の想像がつきますよね?でも・・・、
住宅ローン審査で落ちる理由がわからない!
でも、住宅ローン審査で、「どうして落ちてしまったのだろう?」「理由がわからない。」と思われた方はいらっしゃいませんか?
では、あまり知られていない「住宅ローン審査の意外な落ちる理由」について少し探ってみましょう。
1.若くても有能な弁護士なのに!
大先生の元から独立したばかりのフレッシュな弁護士のAさん、落ち着いて勉強のできる環境を作るために、そろそろマイホーム購入を考えました。しかし意外なことに、住宅ローン審査に落ちてしまいました。どうしてでしょう?
弁護士は「先生」と呼ばれ社会的地位も高い職業です。しかし、弁護士という職業は、自営業・個人事業主、もしくは小さな法律事務所を経営しているなどの場合が多いのです。
住宅ローン審査をする立場から見ると、残念ながら他の自営業や個人事業主と同じくくりになってしまうのです。
また、規模が小さい組織の場合、銀行との取引関係などがまだ育っていないと、信頼を持つことは難しいのでしょう。
これが、落ちる理由です。
2.実は、会社の経営状態が3年連続赤字だった!
会社のために一生懸命働き、営業成績もNo.1で若手有望な正社員のBさん、結婚を機にマイホーム購入を検討しました。ところが、住宅ローン審査に通りませんでした。何故でしょう?
本人の能力に関わらず、会社としての経営状態は3年連続赤字だった、という事実が判明しました。
金融機関や保証機関の見方として、勤務先の会社が3年、できれば5年連続黒字であるという経営状態に信頼性を持ちます。
これが、落ちる理由になりました。
3. 実は、購入物件が悪かった!
年収的にも年齢的にも条件クリア、自信を持って住宅ローン審査に望んだCさん、全く予期せず、結果NGでした。What?
金融機関は融資を受ける個人の信用情報だけでなく、物件の担保価値も調べ確認します。
担保価値とは、物件を競売にかけた場合に見込める収入のことです。概ね、時価の7割程度と言われています。
つまり、融資額に対して物件の担保評価が低いと、審査に通りづらくなってしまいます。
こんな落ちる理由があるのです!
ただこの場合は、借入希望額を引き下げること、頭金を多く入れることなどで、対策が可能となります。
意外なことって、あるものですね。